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Hinoe色の日々vol,66「時の流れ」

「時の流れ」


ずいぶん日が伸びましたね。

畑にいるとそろそろ16時かな?と思って時計を覗くと17時。なんてことが多くなってきました。

みなさま、こんにちは。こんばんは。

いかがお過ごしですか?

桜はまだかな〜なんて話もそこここで聞こえてくる季節です。

私が感じる春は、目で見る日差しや風景の温度ほど、肌感覚が「温かくない」ってのも春の特徴の様な気がしています。


花曇りの日の畑
花曇りの日の畑

葡萄畑の様子です。この日、この畑では突然風が吹いて、極小さな竜巻が起こりました。小さな竜巻はこちらに向かってくるので、帽子を抑えて、背を向けそして丸め、目をつぶり、息を止めて、風が通り過ぎるのを待ちます。同じ空気なのに、風の流れで突然そこだけ渦を巻き、通り過ぎて行く様子がとても不思議に感じたりします。


山では伐採。

コナラの伐採
コナラの伐採

原木椎茸の材料のコナラです。

前回のブログの通り、こうして伐採すると環境破壊とも思えるかもしれないですね。


でも、伐採後3年経つと・・

コナラのひこばえ
コナラのひこばえ

ひこばえが育って3年くらい経つとこんな感じ。真ん中に最初の切り株があるのがなんとなくわかりますか?

ひこばえを育てるときは太陽の光をしっかり浴びられるように下草刈りをします。

写真は草刈り後なのですっきりしていますが、草刈り前は夫の身長(183㎝)を超える背丈の草が生えています。


話が逸れました。

そして、さらに3年(計6年)後はこんな風に育ちます。

コナラのひこばえ約6年目
コナラのひこばえ約6年目

下草刈りをしたあと、刈られた草は自然の腐葉土になり、木々の栄養分となります。

自然の流れで草が育ち、木のために人が働き、そして、木が健康に育つ。こうして循環させる事が健全に続く山を造っています。

昨今話題のナラ枯れ、それによって山が荒れていくという話を聞きます。ナラ枯れは里山の放置などにより、大径木(高齢木)が増えたことで、ナラ枯れを起こす菌を媒介する虫が繁殖しやすくなり、山が荒廃する要因の一つになるといわれています。。

こうして木を更新することは、私たちの原木椎茸栽培のためでもあるけれど、コナラの木自体の寿命を伸ばす作業でもあるんです。

伐採後、約18年経つと、育ったひこばえを再び伐採し、椎茸菌を植え付けて山に並べられて育てて行くのです。


原木椎茸って不思議な食材ですよね。それを食べる神秘といったら大袈裟だけど。「美味しい」以外の「何か…」がある気がしています。この食材が大好きです。


アスファルトのちょっとした隙間から育つ草花

ハナニラ
ハナニラ

この花を見ると、桔梗に似ていて陰陽師の晴明神社に尋ねたことを毎年思い出してしまいます。

その昔、日本の人々は全ての物事に神が宿ると信じていました。様々な不安事を陰陽師の力で占い、委ねる事でその不安を解消していました。

こうして、アスファルトの間から目を出す雑草や

陽の光を浴びる原木のホダ木を見ると、確かに万物には神が宿っていて私たちを見ているんじゃないか…そんな事を感じさせられたりします。干ばつや風鎮祭、疫病退散など気候も神が司っているとして祈ったり、祀ったりしていた気持ちが少しわかるような気がします。


ワイン用の葡萄の新しい品種の勉強会にも参加しました。

環境保全には積極的に取り組み、気候変動は深く学ぶ事でしなやかにすり抜けて農の営みをつなげて行けたらいいなと思っています。

オンライン講習会
オンライン講習会

オンラインで海外とも繋がり、素晴らしい有識者のかたのお話を直に伺えるなんて、デジタルの発展は本当に神のようです。

また、新しい品種を生み出す研究者の方々も神のように見える…そんな単純なワタシです。


100年続く農業っという言葉をよく耳にします。もちろん100年…いや永遠に続くことは大切な目標だけど、まずは原木椎茸の原木林と同じく18年、また18年っと現実的につなげて行く事が大切だと思っています。


さて、今週は日本と真逆の気候ニュージーランドのワインを楽しもうと思います。同じ地球上に今まさに秋を迎え葡萄を収穫している場所がある…それもまた地球の不思議を感じたりするものです。

Hinoe色の日々は毎週末に更新中です。自然環境や食材のことそして、それを食卓で味わう事…いつも暮らしている世界とはちょっと違う角度から見てみる。そんな事を共有できたらいいな、なんて思いながらつづっています。


最後にお知らせをひとつ

4月18.19日にJR宇都宮駅にて栃木ワインフェアを行います。

県内約10件のワイナリー・ワインメーカーが一堂に会する県内初のイベントです。

一部無料試飲の他、40種類のボトルワインを販売いたします。

現在営業中のワイナリーの他、ワイナリー立ち上げ準備中のワインメーカーも出店いたしますので栃木ワインの「今」と「これから」を体感できるイベントとなっております。

ぜひ、公共交通機関をご利用のうえお越しくださいませ!


 
 
 

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