Hinoe色の日々vol,37「静けさの向こうに見える、未来のワイン」
- hinoe.norico

- 2025年8月28日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年9月2日
「静けさの向こうに見える、未来のワイン」
こんにちは〜。
スケジュール帳を開き、来週の予定を確認しようとすると、今日と9月のページを行ったり来たりすることでもう9月になるのか…っと気づくほど暑さが厳しくて、なんだか季節感という言葉が遠い存在に感じる日々を過ごしています。
そうは言っても、朝日に追い立てられるようにして起きることは少なくなって、夕方はそろそろ18時かな〜っと思うとまだ17:30だったりして。太陽の速さが着実に秋に向かっていることを感じています(実際は地球の地軸の傾きの変化というのかな?)

先週収穫した山葡萄の仕込みが始まりました
全房で仕込もうかと思っていたのですが、葡萄の状態を考えて除梗してからステンレスタンクに。

山葡萄のエキス分を分析して様々考えた末に野生酵母での仕込みをスタートさせました。
初の野生酵母ということでとても緊張しながら。。毎日、朝と晩にカイツキをするたびドキドキワクワクしています。

収穫後の葡萄樹。なんとなく静かな感じ。もちろん葡萄の実同士がおしゃべりしていたわけではないのだけど、なぜかシーンとしているように見えたりします。
さて、この山葡萄は私たちにとって、とても思い入れのある葡萄です。
葡萄の畑を借りられる前に、この葡萄で作ったワインが作れたらいいな…と思ったのが始まり。それと同時に、ここ新里の土地に果たしてこの葡萄が合うのか?っという考えも生まれました。
それが先に就農していた代表キヨ氏が就農して新里に来た頃…。
そこで、私たちは当時借りていた畑(葡萄を植えていいよと言って頂けていない畑なので…ルール違反です。今となっては時効?笑 現在は、その畑から移植しています。)その畑の中でも、葡萄には向かないような、葡萄にとって最も過酷とも言える土地に1本だけこの葡萄を植えてみたのです。
すると、しっかりと根を張り、元気に・・でもゆっくりとじっくりと育っていってくれたのです。この葡萄樹はもしかしたら私たちと共に育ってくれるのかもしれない。
っと思い、少しづつ増やして、今にいたります。
かれこれ十数年じっくりじっくりとこの葡萄と関係を作ってきました。
(今植えてある畑は耕作断念地として荒れていた畑に葡萄を植えています)
なので、この葡萄は私たちの農業の歩みをず~っとひっそりと見ていてくれた葡萄といってもいいのかもしれません。
そして、今年、2025年にやっとこうして少量ですがタンクに入れられるまとまった収量となりました。

除梗して、次の日の葡萄の様子。畑は静かになったけど、タンクの中はフツフツ…フツフツ…また、賑やかでなんだか嬉しい気持ちです。でも、安定するまで毎日緊張です。日々観察しながらひとつの形にしていきたいと思っています。
この葡萄を1本植えてから十数年・・ようやく葡萄の声が聞こえて来たような気がしています。
生きているとそれぞれの節目節目に自分の生き様っというと大袈裟ですが(笑)なんとなくこうしたかったなーっと思う「ひとつ」が達成される瞬間があると嬉しいですよね。
この山葡萄のワイン造りが始まれた事もひとつの節目の様に感じます。
その他、もっと簡単な事で言えば…たとえば、今日、洗濯したものがパリッと思い通りに乾いた時とか(笑)…そんな小さな小さな節目の積み重ねが私たちの何か…根本的なものを作っているんじゃないかな…っと思うのです。
農業っという仕事に出会って、私は思い通りなならない渦の中で自分価値や成し遂げるっとは何か?に気づくことができた様な気がしています。
(北欧、暮らしの道具店さんがたち立ち上げているチャポンと行こうっというPodcastを私はいつも聞いています。187夜で私のメッセージが読まれて狂喜乱舞笑笑、良かったら聞いてみてくださいませ〜笑)
最後に、こうして私の拙いblogを読んでくださる皆さまがいることも、私たちにとって大きな励みです。一緒にこの歩みを見守っていただけたら嬉しいです。
9月7日は日光市GirouetteジルエットさんにてHinoeのワインを楽しむ会です。会費など無く、いらしていただければアラカルトでお食事やワインをご注文いただけます。私たちも気楽に飲んでいますので、ぜひ農業の話しに耳を傾けていただけたら嬉しいです。この日は11時から16時まで近くでファーマーズマルシェも開催中です。ひとつ前の投稿をみて頂けたら嬉しいです!
Hinoe色の日々は毎週金曜日に更新中です。
今週末はどんなワインを飲もうかな〜なんて思いながら読んでいただけたら嬉しいです。
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