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Hinoe 色の日々vol,49「ワインの先にある時間を思い浮かべながら」

更新日:1 日前

「ワインの先にある時間を思い浮かべながら」


皆様こんにちは。

このカラーリングのもみじは今だけ
このカラーリングのもみじは今だけ

すっかり秋が深まりました。都内に住む友人が職場のビルに飾られたクリスマスツリーの写真を送ってくれて、季節はまさに冬の入り口に立っているんだな〜と思いつつも、ワイナリー周りでは秋の終わりを感じる風景に、まだまだ秋を楽しんでいたいな〜っと名残惜しさを感じています。


葡萄畑の周りはこんな感じ。

先月初旬に満開だった蕎麦もしっかり実りました。

蕎麦もカラカラになってきて収穫間近
蕎麦もカラカラになってきて収穫間近

この蕎麦の実を収穫して、乾燥させて、石を抜いて、磨いて、殻を剥き、(剥かない場合もあります)さらに挽いて…そして匠の腕で蕎麦打ちされ、やっとこ美味しいお蕎麦になるわけです。産地によっては早くも新蕎麦が出回り、お蕎麦屋さんの「新蕎麦」の貼り紙を目にすることも多くなってきました。


他にも感じる季節の移ろいは…

椎茸の様子を見に山に入ると、ひんやりとした空気が漂い、新鮮な空気がそこにある事を実感します。これもまた、この季節ならではのもの。喉の奥にひんやりとした空気が入ると気持ちもシャッキリとして、秋の寂しい気分も一新されます。

椎茸は乾してから販売です
椎茸は乾してから販売です

秋から冬への食の移ろいを感じています。


ワイナリーは少し模様替えして秋から冬の装いに。

ワインの配置も少し変えました。

少し見やすくなったでしょうか?
少し見やすくなったでしょうか?

ワインを生産していると、『どんなワインを目指していますか?』とか『どんな味わいを狙っていますか?』っとよく聞かれます。

その答えとしては少しずれてしまうのですが、


私たちは、畑に立つ時…葡萄が芽吹いた時から収穫の時、そして醸造所での作業中もいつも頭に浮かべながら作業している風景があります。

それは、私たちのワインを手に取ってくださった方々が私たちのワインを飲んでくださっている風景です。温かいお食事、和やかな会話、心豊かな時間を過ごされているシーンを思い浮かべながら葡萄に寄り添い、タンクの中のワインと向き合い、そして手助けしていくようにしています。

味わいというのは何と召し上がるかや、その時の気持ちや天気などたくさんの要素で随分変わるように思っています。

だからこそ、私たちは一つの理想だけを追わずに、その先にある時間にそっと馴染むワインであれたらいいなと思っています。


そんな想いがあるからこそ、私たちは「ひとつの味わいの正解」を決めすぎないようにしています。例えば、トマトのパスタも酸味を感じてすっきりと食べたい時はよりすっきりさせるために酸を感じるワインが飲みたくなるかもしれないし、逆に濃厚なトマトの旨みを感じたい時は少し甘味があるようなワインを合わせるとしっかりとトマトのコクの部分が表れる味わいが楽しめるかもしれないし…そんな風に食を選ぶ事を楽しめるそんなアイテムになれたらいいなと思っています。


そんな想いがワインづくりをする上で、いくつか大切にしていることの中のひとつです。

もちろん、味


ボジョレー解禁
ボジョレー解禁

昨夜は宇都宮市のバンバ広場で開催されていたボジョレーのイベントに参加してきました。

今年のボジョレーもいただきつつ、その他新酒ではないものの自然派の造り手さんのボジョレーも楽しみました。美味しかったなー。


たまたまご一緒させていただいたお知り合いのソムリエの方々のワイン談義に耳を傾けつつ、音楽や美味しいお料理、キャンドルの灯りに日々の疲れがふっと和らぎました。ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。


今年もあちこちで猛暑だった夏。私たち人間も、栽培家も、そして、葡萄も頑張って乗り越えた夏をちょっとだけ振り返りながら味わいたいと思います。このイベントでいただいたワインの他にもボジョレーヌーヴォーとホイリゲを購入したので自宅で新酒についてしっかり学びたいと思います。

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ボジョレーイベントの帰りに寄ったワインバーで撮ったと思われる1枚。きっと、何かを感じてこの写真を収めたのでしょう…少々記憶が曖昧です。笑


皆様、ボジョレー飲まれましたか?

秋の終わりにちょっと1日が潤うような1杯となりますように…

私達は今晩もボジョレーを飲もうかな…

Hinoe色の日々は毎週金曜日に更新中です。

週末は何を飲もうかな〜なんて思いながら読んでいただけたら嬉しいです。

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