Hinoe色の日々vol,83「果樹が紡ぐ夏の香り」
- hinoe.norico

- 7 時間前
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「果樹が紡ぐ夏の香り」
みなさま、こんにちは。こんばんは。
「酷暑日」という言葉がすっかり日常になってしまいました。連日、熱中症で搬送される方々のニュースを聞いて、心配しています。
また、私たちのいる栃木県では県南の足利市で豪雨による被害がありました。COCO FARM&WINERYさんでも被害に遭われたとのことを目にし、同じ栃木で葡萄を育てる者として他人事とは思えず、胸が締めつけられる思いでした。
宇都宮市は、22日に局地的な豪雨・落雷に見舞われました。「雷都」ライトと自称するほどカミナリの多い宇都宮市ですが、久々に連発する落雷。空がスパークする様は不安感と恐怖感、それでもなぜか見入ってしまうような魅力。そんな複雑な想いになりました。
看板犬のせんは恐怖でソファーの奥の隙間に…

下から見ると…

こんなに怖がるのは初めてでした。
犬飼のみなさまは雷嫌いなワンコの心のケアにご苦労されたことと思います。
こんなに怖がっているのに可愛い♡っと思ってしまってごめんね。せんちゃん
さて、雨は局地的だったせいか、畑ではそこまでの雨量ではなかったようです。原始的なやり方ですが、畑のあちこちにバケツを置いて夜の雨量を把握しています。
傘かけが一段落、これで強い日差しと雨から守れるでしょうか。

ピノノワールの葉を落としていると、ピノノワール特有の甘いベリーの香りが漂います。その香りはヴェレゾンに向けて日に日に濃くなっていくように感じて、果樹は本当に全身で実を育てているんだなと感じます。

元気いっぱいのカヴェルネ・ソーヴィニヨン。こちらはハーブの香りが豊か〜。高温の中の作業も爽やかなハーブの香りに救われます。このハーブ香は本来であればヴェレゾンに向けて弱まっていきます。ですが、気候の影響もありそこまで弱まらないのも悩みの種。ピラジン(ハーブやピーマンの香)はネガティブな印象も強い香りですがバランスや合わせるお食事によってはポジティブにとらえられる香りだとも思っています。
ここからどうなるか…ピラジン対策をしたいところでもありますが、対策を早めにしすぎると果実が焼けてしまいかねないので毎日様子を見ています。ここは繊細に観察しなければならないところですね。
こちらは暴れはっちゃくのヤマソーヴィニヨン

大きな葉っぱは強い日差しもなんのその!って感じで頼り甲斐があります。
ヤマソーヴィニヨンの畑の整理をしていると、ヤマソー特有の豊かな酸の香り。そして、なんとなく森林を思わせるような山葡萄の特徴的な香りもあります。
どの品種も、すでに葉からワインの元となるたくさんの香りを放っていて、収穫への期待も日に日に高まります。葡萄樹は光合成によって養分や香りを生み出し、それらは葉脈や師管を通って果実へと運ばれていきます。その過程を日々実感できる今の作業は、毎年かけがえのない時間です。
ガンバローネー!!と葡萄樹たちに話しかけながら、私も自分自身にエールを送っています(笑)。
暑い日が続きますがみなさまどうぞご自愛くださいね。
Hinoe色の日々は毎週末に更新中です。葡萄が実るまで、それがワインになるまで、そして食卓に届くまでを一本の道として繋いでいるような気持ちで綴っています。畑の様子が少しでもみなさまに届くことを願って…




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