Hinoe色の日々vol,31 「葉のかたち・わたしたちのカタチ」
- hinoe.norico

- 7月25日
- 読了時間: 4分
更新日:8月1日
「葉のかたち・わたしたちのカタチ」
みなさま、こんにちは〜。
連日猛暑日が続いておりますがいかが過ごしですか?
扇風機に当たりすぎて、少し喉に違和感があったり、あまりの暑さにボーッとして…カラダも気持ちもだるくて、サンサンと照る太陽に気持ちが歩幅を合わせることができなかったりしています。
でも、畑に出ると 濃い緑がイキイキと茂っています。暑くて暑くて嫌だけど、葡萄の葉は秋には色を変えてしまうし、冬には落ちてしまう。春はまだまだか弱い黄緑色の葉。今ある生命力に満ち満ちた力強い葉は夏にしか味わえないものでもあります。
せっかくなので1枚1枚紹介していきますね。(個人的な趣味レベル。葉っぱって好きです)
こちらは私の大好きな葉っぱの形

深く入った刻みが自然美です。子供の手のようにも見えて可愛い。
続いて
ちょっと丸っこい葉は日本に古くからある葡萄の品種

四方に伸びるクッキリとした葉脈が、古来から山の中でも力強く生い茂っていたのだろうな…っと思わせるエネルギーが感じられます。
そして、
Hinoeでも人気の白ワイン

均整のとれた葉っぱは土地の個性をしっかり吸い込む…繊細な中にも安定感を持っていそうだなとも思います。
続いて、かの有名な

醸造用ブドウの母とも呼ばれる(諸説ありますが)ピノノワール。その名前は葡萄の形「ピノ」=「松ぼっくり」に由来します。こんな感じ。


ね。松ぼっくりみたいでしょ?
お次はこちらHinoeで生産数の最も多い葡萄

一番最初のカベルネ・ソーヴィニオンに形が似ているのが伝わるかしら・・カベルネ・ソーヴィニオンとメルローは親戚関係なのです。
ご紹介した品種それぞれに、先祖の遺伝子の個性を残しているので、葉の形にとどまらず、開花時期や結実、収穫時期など特性があります。
葡萄に限らず農産物、農産物に限らず、人も犬も猫もその他生き物全て、みんなその親や祖父母、そのまた先と遺伝子レベルで似ているものなんですよね。面白いですよね。
私も父の悪い部分と母の悪い部分を足して二で割ったような性格・見た目です(笑)
さて、話は戻って葡萄の話です。
本来ならばもっと品種を絞れば、適した時期に一斉に作業が進められたり、品種の特性をより深く理解することで葡萄のクオリティが上がるなど、様々なメリットもあります。なので私たちの中でも毎回、この栽培品種について議題に上がるのですが、今のところひとつの品種に絞ることなく様々な葡萄を育てていくつもりでいます。
その理由は様々ありますが、ひとつには、私たちがこの里山で営む農業のかたちと深く関わっています。
ここでは、人も草も木も、鳥や虫も、それぞれに違ったリズムと個性を持って共に生きています。だからこそ、畑にもひとつの色やかたちに絞るのではなく、さまざまな品種がそれぞれのかたちで実っていく風景がしっくりくると思っています。
それぞれの葉に、それぞれのかたちがあるように、わたしたちもまた、様々なカタチでいいんだなぁと。そんなふうに思わせてくれる畑作り、里山の在り方を表現していけたらいいなと思っています。
さて、今週末はコートドゥトゥールのPinot Noirをいただくことにします。淡い色合いが勉強になりそうです。では、みなさまも良い週末に乾杯🥂
8月のお知らせ
8月8日(金)DELICATESSEN chihiro ワイン会
【場所】
DELICATESSEN chihiro
宇都宮市松原3-6-28
【料金】
4,000円(税込)
オードブルプレート
テイスティングワイン3杯
(バイオーダー グラスワイン 1,000円)
8月16.17日東武宇都宮百貨店B1にて販売会
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