Hinoe色の日々vol,46「冬の入り口」
- hinoe.norico

- 11月2日
- 読了時間: 4分
「冬の入り口」
みなさまこんにちは。
夏の終わりを感じていた日々を通り過ぎて、ふと気づけば季節は冬の入り口に歩みを進めています。葡萄も野の草花も水を吸うことを止め、冬の準備です。私たち人も今のうちに毛穴を引き締めて、風邪対策ですね。
冬の入り口は子孫を残そうとキノコが活発になります。傘を開いて胞子を飛ばして、自分たちの生きる意味を全うしているようにも見えます。

今年は夏場に雨が少なく、乾燥した山の環境は舞茸にとって豊作っとはなりませんでした。せめて先日の雨が原木椎茸にとっては良い影響になるといいな。
さて、10月30日からお邪魔していた虎ノ門ヒルズワインフェス。無事に終了しました。当初は「今回は目立たない、小さなワイナリーが集まるフェスです」とお聞きして参加を即決したのですが、開催日が近づくにつれ、「あれれ?想像していた集まりとは少し違うかも…?」と気づき始め、前日にはすっかり不安に。
当日は、規模の大きなワイナリーや歴史あるワイナリーの方々とご一緒させていただくことになり、恐縮しながらの参加でした。たくさんのインポーターさんも参加されていて、来場者の満足度はとても高かったのではないでしょうか。次回も開催予定のようですので、ぜひチェックしてみてください。もし私たちも参加できる際は、またこちらでお知らせいたします。

それにしても、虎ノ門ヒルズの素敵さといったら!仕事終わりに、洗練された空間でワイングラスを傾けているその姿がまるで映画のワンシーンのようで、何度も見とれてしまいました。計算されたライティング、椅子やテーブルの配置、そこに集う人たちの時間を大切にする空気。そのすべてが「心地よさ」としてデザインされていて、本当に美しかったです。
私たちのブースも、たくさんのお客様にご興味を持って頂き、そして飲んでいただいて。ありがとうございました。
普段、自分たちなりに葡萄の育て方やワインを造ることに寄り添ったり向き合ったり精一杯しているつもりで、どんな場面に行ってもそれは伝わるのだろう・・っと思いながら参加したワインフェス。もっと精進することは当たり前として、自分たちのワインも様々な角度から理解しなければならないことにハッとさせられました。今回主催のTRANSITさんの ヘッドソムリエである成澤さんにも味わていただいて(なんと感激!!)味わいを的確に表現していただいたり、また、改善できるとこらを気づかせていただヒントになりました。
ご来場のお客様も幅広いキャラクターで、飲む方々がワインにどんな出会いを期待されているのか?や、飲む方の熱量。そんなことを肌で感じられた時間で、とても実りある三日間でした。
企画運営の方々、ソムリエの皆様、インポーターの皆様、他ワイナリーの出店者様、ご対応くださったスタッフの皆様に感謝です。

朝、電車で東京に向かう途中、大宮付近で見かけたカラスがワイナリーのある新里町のカラスとおなじでホッとして記念に1枚(笑)
虎ノ門ヒルズの洗練された空間で過ごした3日間が終わり、今日は城山市民センターで農業祭。けんちんうどんや藁細工、腰を痛めた高齢の方から子供同士で遊びに来ている空間これもまた人の営み。何か不思議な光景というか・・時空がゆがんだようにも感じるほど全く違う世界観に戸惑いながら日常に戻ります。とはいえ、案外私は城山市民センターの空間が落ち着いたりするのです。住めば都ですね。
たった3日でワイナリーの周りはもみじが赤く染まり始めました。なんだか濃い1週間だったな~。
今週は3連休ですね。宇都宮市では餃子祭りが開催され、益子では陶器市が開催。お祭りで盛り上がっている栃木県です。他県の皆様も、宇都宮に訪れていただきありがとうございます。今日は私も餃子を食べようかと思っています。
すっきりとしたHinoe Cidreを合わせようかな。
冷たい風が少しずつ近づいています。温かい一杯で、やわらかな夜をお過ごしください。
外のイベントが続くので風邪などひかないようどうぞご自愛くださいね。
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