Hinoe色の日々vol,39「秋雨に語らう」
- hinoe.norico
- 9月11日
- 読了時間: 3分
「秋雨に語らう」
こんにちは。
暑いのに、日が短くなってなんだか体で感じる季節感と、光から受け取る季節感にズレが生まれる…なんとも不思議な秋の始まりを味わっています。

さりとて、田畑は着実にゆるぎない秋の実りを迎えております。
近ごろは秋雨前線の影響か雨の日も多く、ポツリポツリと稲の穂を打つ雨粒は、まるで父親が子どもの頭をポンポンと撫でるよう。穂はその手に喜ぶように、目を細めて頷いているようにも見えるのでございます。

一方、葡萄畑では収穫を終えた葡萄のごわごわとした葉っぱが雨粒をまるでお手玉のように受け取り、はじき、右から左に移し遊んでいるよう。子育てを終えた老媼が縁側でお手玉を手にし、若かりし頃を懐かしむ姿にも重なって見えるのです。
そんな田園風景を眺めながら、軽トラをノロリノロリと走らせるのは、のり坊であります。
ふっと我に返りバックミラーを見ると、後ろには営業車が一台。鋭いまなざしで早く追い越そうとばかりにこちらをにらんでいるのでありました。
っとここまで読んで、お気づきの方もいらっしゃるでしょう…そう、「国宝」を読んでおります(笑)
あっという間に引き込まれる独特の語り口は本当に歌舞伎の情景が目に浮かび、その世界を垣間見ているようでドキドキが止まりません。
映画はさらに緊迫感や迫力があるのでしょうが、時間が取れず、公開中に行くのは難しそうなので、そちらは少し諦めモードです。
さて、話は戻して葡萄の様子です。
チャレンジ栽培をしている畑は予定通りヴェレゾン期を迎えました
どんなチャレンジ栽培かはコチラを⇧

ポツポツとヴェレゾンを始めました。
施策の反省点もあるのですが、ここには詳しく書かず、来年に生かしたいと思います。
薄暗くなった夕方に撮ったのでちょっと見映えしない写真ですみません。
続いてカベルネ・ソーヴィニオンの畑です。
まずまずの着色でしょうか。

この気候でのカベルネ・ソーヴィニヨン、試行錯誤です。こちらも後ほどじっくりと振り返りをしたいなと思っています。
そんなこんなで、ドタバタとした畑でしたが、9月7日に開催した日光市Girouetteさんでのワイン会も無事に終了しました。

プレイスプレートが日光彫でなんとも可愛らしい

椎茸のアヒージョや

椎茸のグラタンなどなど
とっても美味しく、そして、お知らせを見てきてくださったお客様、ご予約くださったお客様で満席となり、たくさんおしゃべりできて楽しいひとときでした。
福井シェフ、ありがとうございました。
また、機会がありましたら、よろしくお願いします!
日光はいつも車で行ってしまうのだけど、電車で行ってみたらその魅力に再び魅了されました。
JR日光駅もどこか懐かしい感じでありつつ、綺麗でしたし、

歩いて行くメイン通り?はまるで旅番組にでも紛れ込んだ様な…なんとも不思議な感覚に。

旧日光市庁舎や神橋

そして、輪王寺へお参りしたのですが、なぜかお写真がない…残念。
束の間の休暇の様に伺ってしまったGirouetteさんのワイン会。
とても有意義な時間を過ごせた事、感謝です。
少し先ですが、日光で試飲販売会も予定しています。詳細が決まり次第お知らせしますので、ぜひ、日光に足をお運びください!
さて、今週は3連休ですね。
敬老の日もありますので家族で食卓を囲む時間もあるでしょうか?食卓の端にHinoeのワインが参加できたら嬉しいです。そして、その時間が豊かな時間になることを畑から想っております。
まだまだ暑い日が続きます。みなさま体調など崩されません様に楽しい週末をお過ごしくださね。
Hinoe色の日々は毎週金曜日に更新中。今週末は何を飲もうかな〜なんて思いながら読んでいただけたら嬉しいです。♡や感想励みになります!
コメント