Hinoe色の日々vol,29
- hinoe.norico

- 7月13日
- 読了時間: 5分
更新日:7月16日
「歴史上の人物に例えるならどのタイプ?」
こんにちは。
梅雨明け宣言を先週勝手にしてしまったようでして。。本当の梅雨明けはまだだそうですね。カラ梅雨と猛烈な暑さに勘違いをしてしまいました。お恥ずかしい。7/10ごろから急に涼しくなって、過ごしやすくもありますが、夜は少し寒すぎる?風邪などひかないようにご自愛ください。
涼しいとはいえ日中は25℃くらい、私が小学校の頃の夏は夏日と呼ばれて基本的にはこの温度帯の時が多かったような・・年齢がばれますね。
さて、畑のほうは順調に作業が遅れております(笑)
季節に追い抜かれていくという感じです。涼しいうちにガツガツと作業を進めて少しでも繰り上げていきたいところです。
写真は今年初めてチャレンジしている栽培方法の畑です。あんなに切り戻してしまたのにもうすっかり元通りくらいまでになりました。どのくらい切り戻したか?はこちらのvol,25 をご覧ください。見てのとおりぐんぐんと!

大きなつぼみもついて一安心。開花までしばし楽しみに・・

続いて、こちらは従来通りの栽培方法のメルロー。切り戻さずに栽培していたら先ほどの写真の蕾もこんな感じに結実していたのです。

ジャラジャラと黄緑色のビーズが連なるようにかわいらしいmerlotです。
Hinoe merlotは召し上がっていただいた方にはお分かりかと思いますが、かなり軽やかです。海外のmerlotや国内でも長野県のmerlotに代表されるような味わいではありません。その理由は気候や土壌にあります。(もちろんクローンの問題もあるかとは思いますが!そのことは今回は置いておくとします。)このメルローを現在より良い宇都宮産のmerlotにするべく試行錯誤中です。ただ、こと栽培に関しては試作も含めて1年に1度きりしか機会がないんです。歯がゆくもどかしい部分です。また、間違った!と思ってもやり直しがきかないのが農業。それは、困難に感じる部分ではありますが、ワクワクを伴う物でもあり、農業の醍醐味ともいえるのかもしれません。
merlotを伐採し、ほかの品種に植え替えるのも、もちろん一つの手立てですが、私たちは今のところ、この子達を育てていこうと決めています。Hinoeの代表者であるキヨ氏(本名は潔です)はどちらかというと「泣かぬなら泣くまで待とうホトトギス」タイプであることが大きいでしょうか。言うなれば、徳川家康系?なんと言うか…歩調を合わせる事を大切にしている感じです。あ、異論も認めます笑笑。ヒトにはいろんな面がありますからね。話は戻って、もちろん、潔く伐採伐根しこの土地に合った品種に植え替え、適した葡萄を探し求めていくのもワイン造りであるとも思います。事実、今栽培しているメルローがこの宇都宮の土地に合う品種細胞に変化していく・・なんてことは、ないのかもしれないですし…それでも、「品種の良さと土地の良さ、そして私たち人間の栽培技術の進化のバランスがうまく取れるところ」を私たちなりに見つけていきたいと思います。
かくいう私は、「泣かぬなら私が鳴こうホトトギス!ホーホケキョ!」タイプ。言うなれば…山本五十六系?笑 色付きの悪いメルローを横目に厚めにチークを塗ったり、口紅を赤くしてみたり・・汗だくで真っ赤になった顔をぶどうに見せたりっと、『色付く』ということは素敵なことなんだよ~っと葡萄たちにやって見せているわけであります(笑)あ!決して『色気付く』訳ではありませんので安心してくださいね☺︎
昼間は畑で試行錯誤をし、夜は・・・
7/11開催「DELICATESSEN Chihiroさんでのワイン会 Vol,4」でした。
今回は早々にたくさんのお客様にご予約いただき、ありがたい回となりました。
お仕事の都合上遅れていらっしゃる方もありましたが、カジュアルな会ですのでお気になさらずぜひご参加ください!皆様和気あいあいと楽しんでいただけましたでしょうか?

今回は暑いので泡!っと言っていたら当日涼しいという何とも‥皮肉な過ごしやすい日でした。Hinoe rosé pétillant とHinoe cidreで乾杯!この後、赤も登場。

お食事と最初の3杯はお代に含まれています。(¥4000)
そのあとはお好きなワインをお代わりしていただきます。追加のドリンクはby orderとなりますのでご自身の体調や肝臓?のご機嫌に合わせて楽しんでいただけます。
お酒は弱いな~なんて方も楽しんでいただける内容になるかな?っと思っています。
もちろん、ハンドルキーパーや急な不調でノンアルコールも選択できます。(その際、Hinoeのドリンクではありません)

お料理が本当に素敵。見た目ももちろん味も。様々なデリとワインの相性を個人で楽しめるのもこの会の特徴です。お食事がワンプレートで出てくるので、一つのワイン、今回だったら・・例えばロゼペティアンと白身魚のエスカベッシュを食べたときと、ロゼペティアンと豚肉の香草焼を合わせたときの味わいの違いなんかを自分なりに楽しめるのって、なかなかない機会ですよね。豊かな食の時間を楽しんでみていただけたら嬉しいです。

次回は8/8を予定しています。少しご予約が入っておりますので、気になる方はぜひ!そして、その次の9月はブドウの収穫時期となります。9月は畑の作業の都合上、開催を見合わせる予定も出てきておりますので、8月の機会をお見逃しなく!
最後に毎度金曜更新ができていないことを深くお詫びたします・・(笑)
ここのところ様々な農業者の方々や他の職種の方々と乾杯させていただく機会がありました。どの方にお会いしても学ぶことが多くて、また様々な価値観や志に私も心を動かされることが多くあります。これからもたくさんの方のお話を伺いながら私たちなりの農業・ワイン造りとの寄り添い方を模索していきたいと思っています。
最後に、夕立直前の宇都宮の空。
遠くで響く雷鳴、冷たい風、なんとなく胸騒ぎする感じ、帰宅を急ぐ人たち、そんなのが誰もいない畑でも感じられます。
みんな濡れずに帰宅できるといいな~っと宇都宮の北西のはじっこから願っています。

明日からは週の始まり。今週末のひと口目を楽しみに、平日頑張りましょ~~!
Hinoe色の日々は毎週金曜日に更新中!
週末の夜、今夜はどんなワインを飲もうかな〜なんて思いながら読んで頂けたら嬉しいです。
コメントいただいたり、♡マークをポチッと押していただいたりすると励みになります!





コメント