Hinoe色の日々 Vol,10
- hinoe.norico
- 4月11日
- 読了時間: 3分
更新日:4月14日
入学式に向かう親子を横目に、私たちは今日も畑へ。
新入生っていいなーなんて思う日々を送っていました。
そんなある日に、帝京大学でバイオテクノロジー専門の朝比奈教授との出会いがありました。
それは偶然…ではなく、普通にお買い物に来てくださったのです(笑)
お買い物の最中から、帝京大学で教鞭をとられていると知り、図々しくも授業に参加させていただけませんか?っとお話ししたのが始まりです。
帝京大学の授業へ!
今回は山梨県の須田葡萄苗圃さんが接木の講義にいらっしゃるとのこと、ぜひ参加させてください‼︎
っという事で、帝京大学キャンパスへ。

実際に接ぎ木体験
接ぎ木の体験もさせていただきました



こちらを来年まで須田さんに託します。
座学にも参加!

新入生の1年生と一緒に朝比奈教授の講義も受けました。
日々、植物と向き合う中で、肌で感じていたことが言語化され、そしてそれを数値化していく。当たり前に頭ではわかっていても、その始まりを体感することでまた初心に帰り、畑で活かせることがたくさんありました。

講義とその中で感じたこと
たくさんのワイナリーがある中で、
私たちの考えるワインとはいったいどうあるべきなのか。
そして、農とは…食とは…健康とは…未来とは…
頭をめぐるものがたくさんありました。
先日の包丁式の起源でもある1400年前飛鳥時代の頃、先人たちが想った「自然や植物・天候や巡る環境に順応し、祈り、想いを寄せる事」それと、こうして様々なことが科学的に解明されていく現代。数値は全てをつまびらかにし、この先を教えてくれる指標でもあるけれど、見えるものだけに頼らない、感覚的な部分に対して繊細に気づき、なにかを感じ取る力を大事にしていきたいとも、また思うのでした。
私たちの考えはきっととるに足らない、ちっぽけで未熟な物なのかもしれないけれど、今ある目の前の自然や環境に感謝しながら、自分の都合だけでなく、自然の一部として響きあうように生きていきたい、それは、私たちの理念でもある「豊かな里山は、豊かな食卓を作り、そして、ワインはその彩りとなる」という考えの、その原点に帰る事のできた学びでした。
日々の営みのなかにある、小さな気づきや揺らぎ。これからも、それを丁寧に拾い上げ、ワインという形で伝えて行く事。それが私たちの目指す「つくる」ということなのかもしれません。
貴重な機会をいただきました、帝京大学 朝比奈教授、須田葡萄苗圃 須田様大変お世話になりました。ありがとうございました。
最後に
須田さんから頂いた苗は



新里にしっかりと根を下ろしました。
暑い夏にキリリっと冷えたソーヴィニオンブラン(宇都宮産!)が飲めるのが楽しみ!!4年後かな?!笑
Comentarios